「やさぐれメタル 」(登録者数15.2万人)よりご紹介します。
今回は、酸化銀電池5kgから実際にどれだけの銀が取れるか実験している動画です。
銀の抽出は成功するか、ぜひ動画をご覧ください。
ボタン電池の種類について
時計などに使われるボタン電池ですが、種類があるようです。
その見分け方は裏を見れば分かります。
- 電池の種類
- 形状
- 外径と高さ
- 用途
ボタン電池の裏側にはこのように情報が左から順番に記載されています。
ただし、この記載は日本の電池に限りますよ。
見本の電池は、酸化銀電池、形状は円筒系、外径9mm、高さ20mm、用途はアナログ針式時計用ということが分かります。
今回はSと書いてある酸化銀電池のみを取り出しますよ。
ちなみに、Lはアルカリ電池、Cはリチウム電池で、どちらも価値はないのでご注意ください。
まずは、電池を分解しましょう。
酸化銀電池を分解する
使う道具は、ペンチ・ニッパー・ピンセットです。
電池の中身なんて初めて見るわ。
どうしてこれで時計が動くのか、不思議です。
中身が見たい方は、動画でご覧ください。
3時間かけて、43gの銀を取り除いたようです。
計算上は、5kgの電池で1,255kgの純銀が取れるようですね。
分解した分の銀から不純物を取り除きますよ。
使用するものは、塩酸系トイレ洗剤とオキシドールです。
酸で不純物が取り出せるのですね。
ニッケルが取れたようですが手間がかかるので、半分だけ不純物を取り、半分はそのままのようです。
この状態で電気炉へ投入します。
酸化銀を電気炉へ投入する
電気炉へ入れて待つこと1時間、中はどうなっているでしょう。
あまり溶けていないようなので、さらにバーナーで加熱します。
大量の黒い不純物がついているようですね。
ハンマーでたたく・水に入れる・磁石を当てる、色々なことを試します。
どうやら不純物はニッケルだったようですね。
磁石にくっつくものは、鉄・ニッケル・コバルトの3つだけです。
なかなか勉強になりますね。
やはりニッケルを先に取り除いておかないといけないようです。
どうするのでしょうか。
次回は南蛮吹きに挑戦か
何やら思いついたようですよ。
それは南蛮吹きというもののようですね。
室町時代に南蛮から伝わった錬金術で、鉛と一緒に溶かすことで、鉛に銀を吸わせるものです。
とても気になる技法ですが、南蛮吹きは次回挑戦とのことですよ。
今度は上手く銀だけ取り出せるのでしょうか。
詳しくはぜひ動画をご覧ください。
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