「やさぐれメタル」(登録者数15.4万人)よりご紹介します。
こちらの動画は、さまざまな貴金属製品からインゴット作りをしていますよ。
今回は、自家製の灰吹ケーキの使い勝手を検証です。
灰吹法と灰吹ケーキ

今回出てくる灰吹法は、古代バビロニアで行われていた精錬術です。
銀に鉛を混ぜ加熱することで、鉛と一緒に銀についた不純物を落とし純銀を作るというものですよ。
前回までで灰吹法を進化させ、牛の骨粉とでんぷん糊を混ぜ乾燥させた自家製灰吹ケーキ(皿)を作りました。

今回はその灰吹ケーキの検証も兼ねて純銀を作ります。
灰吹法で銀を取り出す

ボタン電池を大量に買い、分解して取り出せた25.59gの酸化銀を使い検証です。
不純物を取り出す
酸化銀はニッケルなどの不純物を含みます。
今回は、最初にすり鉢で潰してみるようです。

磁石を近づけ、磁石につく不純物を先に取り除く作戦ですよ。
結果は、動画をご覧ください。
灰吹ケーキを使う
灰吹ケーキを使い、すり潰した酸化銀と前回作った銀と鉛の合金を共に加えてバーナーで加熱します。
表面張力が大きな銀以外は、酸化することで骨粉に染み込むはずです。
ところが、上手く染み込んでいきません。

鉛を追加しましょう。
灰吹ケーキが割れました。
今回の反省点
灰吹ケーキの中を見ると、鉛が思ったよりも染み込んでいませんでした。

鉛の量が足りなかったようです。
銀と鉛の合金を入れたのがいけなかったようですね。
銀、鉛の合金を作る

今度はステンレスカップを使い、銀と鉛の合金を作ります。

上手く酸化銀が溶けない。
酸性値が高いのが原因ということで、重曹を加えます。
重曹はアルカリ性なので酸が中和して上手くいくかもしれません。

炭酸ナトリウムは、加熱するとよりアルカリ性の高い酸化ナトリウムになります。
ステンレスカップが限界なので、この続きは次回です。
純銀を作る

せっかくなので、余っている銀と鉛の合金から純銀を作ります。
合金の重さは13.03gです。
灰吹ケーキの上で熱します。

灰吹ケーキの水分が出ているようですよ。
どうやら灰吹ケーキの乾燥が足りなかったようです。
熱々の塊に酸素を吹きかけて鉛を灰吹ケーキに染み込ませます。
これを繰り返し、できた純銀を水に落としますよ。

銀に不純物が入っていると水に入れたときに黒くなります。
今回は上手く純銀を取り出せたか、動画で確認してみましょう。
今後の展望
灰吹ケーキを作り、改良を重ねている最中ですが、どんどん進化しています。
今後は灰吹ケーキを使い、金銀のインゴットを作っていく予定のようです。
気になる進化の様子を見たい方は、ぜひチャンネル登録をしてご覧ください。
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